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ヒラメとカレイの違いは主に4つ!見分け方や簡単絶品レシピを紹介!

ヒラメとカレイの違い 雑学・豆知識

ヒラメとカレイは、いずれも平べったい体型をした魚で、
ぱっと見ただけでは判別が難しい存在です。

スーパーや魚市場で見かけても
「どちらがヒラメでどちらがカレイ?」と迷う方は少なくありません。

しかし、この2種類の魚は生態や食味、
調理法などに明確な違いがあります。

この記事では、ヒラメとカレイを見分けるためのポイントや、
それぞれの特徴、家庭で役立つさばき方、
さらにおすすめの絶品レシピまで幅広く解説していきます。

知識を深めることで、
食卓での楽しみ方が一段と広がるでしょう。

ヒラメとカレイの大きな違い ― 4つのチェックポイント

一見そっくりな2種類ですが、
以下の4点に注目すると違いがはっきり見えてきます。

顔の向きと口の形

昔から「左ヒラメ、右カレイ」という言葉で表されるように、
上に目が来るように置いた際、
顔が左に向くのがヒラメ、右に向くのがカレイです。

ただし一部例外もあり、
向きだけで判断するのは不安な場合があります。

また、口の形にも違いがあります。
ヒラメは小魚や甲殻類を捕らえるため大きな口と鋭い歯を持っています。

一方カレイはゴカイや小さなエビなどを主食とするため、
口が小さく歯もあまり発達していません。

味わい

ヒラメは活発に泳いで餌を捕らえるため筋肉質で引き締まった身が特徴。

クセのない上品な旨みとすっきりとした味わいが魅力で、
寿司や刺身として高級店でも人気です。

カレイはあまり動かずに海底で暮らすため身がふっくら柔らかく、
脂ものりやすいのが特徴。

煮付けや揚げ物にすると豊かなコクを楽しめます。

食感

ヒラメはコリコリとした歯ごたえがあり、
生で食べるのに向いています。

特に「えんがわ」と呼ばれる部分は独特の食感と濃厚な旨みを持ちます。

対してカレイは身が柔らかく、
生で食べると崩れやすいため火を通す料理に最適。

煮ても揚げてもふんわりとした食感を楽しめます。

値段と漁獲量

市場価格にも大きな差があります。

ヒラメは漁獲量が少なく高級魚として扱われますが、
カレイは漁獲量が多く一般的な価格で流通しています。

2019年の統計では、
ヒラメ約6,300トンに対し、
カレイは約4万トンと6倍以上の漁獲量がありました。

ヒラメとカレイの特徴をさらに詳しく

次に、
それぞれの魚についてさらに掘り下げて見ていきましょう。

ヒラメの特徴

  • 口が大きく、鋭い歯を持つ
  • 横から見た顔が平たく、目が出っ張っていない
  • 黒目の上部が窪んでおり、ハート型に見えることがある
  • 日本各地(沖縄を除く)の沿岸、水深20~200mに生息
  • 成長すると1m近くまで大きくなる個体も存在
  • 砂泥の海底で生活し、周囲の色に合わせて体色を変えられる

ヒラメは活発に泳ぎ回り、
小魚やエビ、イカなどを積極的に捕食します。

そのため筋肉質で身が締まり、
刺身や寿司にぴったりの魚とされています。

カレイの特徴

  • 小さな口で「おちょぼ口」と呼ばれる
  • 目が飛び出しており、右向きに配置されている
  • 表側は茶褐色、裏側は白色の体色
  • 海底に潜り、あまり動かずに過ごす
  • 日本近海だけでも40種類以上存在

カレイは温和な性格で、
砂の中でじっとしている時間が長い魚です。

そのため筋肉が発達せず、
柔らかい身質になっています。

煮付けや唐揚げにすると特に美味しさが際立ちます。

人気寿司ネタ「エンガワ」の正体

寿司店でよく見かける「エンガワ」は、
ヒラメの希少部位として知られます。

ヒレの付け根の筋肉で、
コリコリとした食感と濃厚な脂が特徴です。

ただし、実際にはヒラメのエンガワは小さく量も少ないため、
回転寿司などでは輸入カレイのエンガワが使われることが多くなっています。

特にカラスガレイやアブラガレイのエンガワは脂がたっぷりとのり、
十分な食べごたえがあります。

機会があれば、
ヒラメとカレイ両方のエンガワを食べ比べてみるのも面白いでしょう。

ヒラメとカレイを味わう絶品レシピ4選

ヒラメとカレイを使った絶品レシピ4選を紹介します。
この4つは簡単でしかも美味しいです。

ぜひ試してみてください。

ヒラメのムニエル

フランス料理の定番で、
外は香ばしく中はしっとりと仕上がります。

小麦粉を薄くまぶし、熱したフライパンでじっくり焼き、
バターの香りをまとわせるのがポイント。

ヒラメの昆布締め

昆布の旨みをまとわせた繊細な味わいの一品。

薄切りのヒラメを昆布で挟み、
冷蔵庫で一晩寝かせると、
旨みが凝縮して絶品に仕上がります。

カレイの煮付け

家庭料理の定番。

生姜やネギを加えた甘辛い煮汁で煮ると、
ふっくらした身がほろほろと口の中でほどけます。

煮崩れしやすいので弱火でじっくり火を通すのがコツです。

カレイの唐揚げ

片栗粉をまぶして揚げると、
外はカリッと中はふわふわ。

骨まで揚げると香ばしく食べられ、
お酒のおつまみにもぴったりです。

小麦粉ではなく片栗粉を使うことがポイント。

まとめ

ヒラメとカレイは見た目が似ているものの、
口の形や顔の向き、生態や味わいには大きな違いがあります。

ヒラメは引き締まった身質と淡白な旨みが魅力で、
生食に最適。

一方カレイは柔らかい身と脂のりの良さで、
煮付けや揚げ物に向いています。

市場価格にも差があり、
ヒラメは高級魚、
カレイは庶民的な魚として広く食卓に並びます。

調理する際には、
それぞれの特性を活かしたレシピを選ぶことが
美味しさを引き出すポイントです。

寿司で味わうエンガワ、洋風に楽しむムニエル、
和食の定番煮付けや唐揚げなど、
多彩な料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ヒラメとカレイの違いを知ることで、
食の楽しみがさらに豊かになるはずです。

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